(はは)入院と季節感。今年、息子にあの”暑い夏”はやって来るかな?
先日、実家の家族団らんの様子を写真に撮って、
病室の息子にLINEで送ったら、
「夏っぽくてびっくりした」という感想が。
確かに扇風機が少しだけ写っているけど、
全体的にそれほど夏らしい風景でもないし、
「どこが?」と聞いてみたら、
「みんなの服装が」だって。
「俺が入院した時は、まだストーブがあったので、
なんとなくずっと今も、そんな感じがしてたけど、
改めて、あぁ、もう、夏なんだなぁ・・・って思った」
あぁ。確かに。
病室で出会う外出時の服装よりも、
家族が家にいるときの、
毎年見慣れたラフな格好のほうが、
季節の訪れを感じさせるのかもしれません。
息子が入院した5月は、
こちらではまだストーブを出している時期だったので、
息子の中の季節は、春で止まっているんだね。
こっちは全然意識していないんだけど、
長く入院しているほうにとっては、
そういうところに、目が留まるんだと思いました。
息子は昨年も、ほぼ同じ時期に2か月半、入院しました。
6月に入院して一週間後に転院して、
退院したのが8月の末。
すでにコオロギの鳴き声が聞こえていて、
病院である日、ふとそれに気が付き、
「もうそんな季節なんだ」と思ったそうです。
病院は本当に外界と遮断されていて、
季節感、全然ないですからね。
息子曰く、「今年、俺に夏はなかった」
「来年は、暑い夏を感じたい」
なのに、今年もまたこの時期に入院してしまいました。
今回息子は、大腸全摘手術を決意し、
今日で手術を終えて約2週間になりますが、
思ったように治療の効果が上がらず、
先の全く見えなかった昨年と異なり、
今年は、なんとなく希望が見えます。
息子の大腸はなくなりましたが、
外科的治療って、
むしろ明日への希望の光を与えてくれるものですね。
病室の息子に庭先の花の写真を一杯送りました。
うーしー、家の中はもう夏だよー!
早く戻っておいでね!