【退院翌日】往復150キロ。退去予定のアパートに車を取りに行く

昨日退院したばかりだというのに、うーしー(息子)が、県北に借りている自分のアパートに車を取りに行くと言い出しました。

 

うーしーは今までその小さなまちで一人暮らしをしていましたが、今回の大腸全摘、回腸嚢肛門(管)吻合の3期分割手術のため実家がある都市部の病院に入院し、3期分割手術が終わるまでは実家で暮らすことにしたため、県北に借りていたアパートは8月に引き払うことになっています。

 

そのアパートに夫と二人で車で向かい、帰りは2台で帰って来るというんですが、昨日、退院してきたばかりで本当に大丈夫なの?往復150キロあるよ?なんだかちょっと心配・・・

 

そんな思いをよそに、夫と息子は元気に出かけて行きました。ん?なんだか写真をよく見ると、ピースサインなんかしてますね(笑) 我が家は私と夫がそれぞれに車を持っていますが、これに息子の車が来ると、うーん、どこに留めたらいいんでしょうか。うちの駐車スペースは縦列駐車なので、今もこうやって、誰かが出かけるたびに、頻繁に車の入れ替えが発生している我が家です。

 

 

昼。

 

私と母が心配になって、ちょっとしたメッセージをLINEで送ると、男二人の昼飯写真が送り返されてきました。撮った息子は写っていませんが、テーブルの上にはご飯とお茶漬け、バナナとカステラとビスケット!

 

 

このアパートで独り暮らしをしていたときに潰瘍性大腸炎が1年ぶりに再燃し、通院していたこの地域の病院に入院して絶食治療を始めたのが5月17日。あの日から64日目にして、こんな日が来るとは思いませんでした。

 

お茶漬けもバナナもカステラもビスケットも、入院前には食べられていたものですが、退院の翌日には片道75キロの運転ができて、今までと同じものがまた食べられるなんてね・・・こんな写真を見ていると、大腸を取ると聞いただけでも悲痛な気持ちになっていたことが嘘のように、今は、手術をして本当によかったんだなぁと思います。今のところストーマの利用も順調です。

 

夫は車の運転が苦手で、高速も乗れず、しかも極度の方向音痴のため、帰りは息子が先導する形で帰宅しましたが、下道はあまりに時間がかかるため、夫が自力で帰れる場所まで来た時点で、息子は自分だけ高速に乗って先に帰ってきましたよ(笑)

 

夕方、自分の車に乗って息子が帰宅しました。ガリガリにやせてしまったけど(174cmで48kg!156cmの私より軽い・・・)、テキパキと車から荷物を下ろす息子を見ていると、あぁ、またあの健康な日々がやってきたんだなぁと、感慨深い気持ちになりました。おかえりなさい。お疲れさまでした。

 

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