オストメイトトイレは当事者が見ると不便なつくりが多い。手すり邪魔

8月2日(水) 術後41日/退院後14日

今日は息子が県北の自分のアパートに、資格試験に必要なものを取りに行きました。

 

危険物取扱者試験を受験するにあたり、すでに持っている資格の免状が必要とのことですが、なんとそれがアパートのほうにある模様。同じ県内とはいえ、息子のアパートって遠い(片道走行距離約80km)んですよ。

 

ですが、腸閉塞で3日間入院した後は、体調も良く元気そうなので、大きな心配もなく見送りました。そして私はこの日、仕事で隣県へ。

 

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帰宅後に息子と話しましたが、人工肛門になってからは、公共施設のオストメイトトイレがよく目に入るようになったそうです。

 

それは私も全く同じで、6月に、仕事で移動中に立ち寄った高速道路のサービスエリアに、オストメイトトイレがあったので写真に撮ったんですよね。それがこれ。早速息子に見せました。

 

 

ところがこの写真を見た息子がひとこと。「これって、手すりが邪魔だよね」

 

おお。なるほど、このトイレは身障者の方も使える複合型の多機能トイレなので、頑丈な手すりが付いているわけですが、装具を洗浄したい人にとっては、確かに手すりが邪魔かもね。

 

多くの機能を付けて多くの障害に対応しようとすると、逆に、みんなに使いにくくなっちゃう一例だと思いましたが、こういうトイレって利用者の声がどれほど生かされているのか、ちょっと疑問にも思いました。

 

 

息子の話によると、障害者申請をしに行った市役所にもオストメイト対応のトイレがあったとのこと。そして、なんと実は息子の職場の建物にもあるんだそうです。え、すごい、それは朗報じゃない?

 

ところが、息子の職場のほうは今まで誰も使ったことがないらしく、非常にきたなくてゴミや埃で汚れている上に、息子が仕事をする部屋からはとても遠いため、使おうかどうか迷っているとのこと。

 

実は、職場の担当者が「ここにもオストメイトトイレがあるのでぜひ使ってください?」と、うれしそうに息子に告げたらしいんです。それは純粋に善意の気持ちだと思いますが、(息子曰く)「たぶん、現物を見てないかも。」

 

プラス、「ようやく利用者が現れた。これで設備が無駄にならない」という思いもあると、私は感じてしまいましたが、、そんなことで他人に気兼ねして無理していたら、また潰瘍性大腸炎になっちゃうので(あ、いまは大腸がないのでなりようがないかもしれないけど^^)、自分が一番楽な方法が一番だと思いました。

 

それにしても息子もストーマになったばかりだし、当然、家族の私達も初めてだし、この「オストメイトトイレ」なるものが、どこでどう役に立つのか、本人も家族もまだピンと来ません。

 

「排泄物の処理は普通のトイレで可能だし、装具の交換も自宅のトイレで行う(息子談)」ので、息子と二人で「具体的に、いつ、どんな人が使うんだろう?」という話になりましたが、もう少し時間が経てばわかるのかもしれません。緊急に装具を交換したいときとか、何かのアクシデントがあったときに、ありがたみを感じるのかもしれませんね。

 

※2017.11.04補足 現在は非常に便利で「あると大変助かる」設備であることがわかりました 🙂

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